ノンカフェインで胃に刺激を与えない

 

大麦の香ばしい風味とさっぱりした味わいが特徴で、

とくに夏の水分補給におすすめです。

カフェインが含まれていないため、子どもからお年寄りまで誰でも安心して飲めます。

また、ミネラルや微量のビタミンも含まれており、健康面でも優れた飲み物です。

麦茶はティーバッグやペットボトルで手軽に入手できるほか、

家庭で煮出して作ることも可能です。

 

麦茶にはミネラルが含まれているため、

習慣的に飲むことでさまざまな効果や効能があります。

 

麦茶は、抗酸化作用があるポリフェノールが含まれています。

抗酸化作用とは体内で発生する有害な活性酸素を中和し、

細胞を保護する働きのことです。

麦茶はカフェインを含まないため、年齢や時間帯を問わず、

手軽に抗酸化作用を取り入れられます。

また、ポリフェノールは体内の酸化を防ぐことで、

老化防止や生活習慣病の対策にも効果が期待できます。

そのため、麦茶は健康維持や美容効果を期待する方にとっては、

非常に魅力的な飲み物といえるのでしょう。

 

茶には胃の粘膜保護作用があり、胃腸の不調を和らげる効果が期待できます。

麦茶に含まれる成分が胃の粘膜を保護するため、

夏バテで胃に不快感がある場合にもおすすめです。

その場合、冷たく冷やした麦茶ではなく、ぬるめにして飲むのがポイントです。

もともと麦茶はノンカフェインで胃に刺激を与えないため、

不調のときでも問題なく飲める点も大きなポイントといえるでしょう。

 

麦茶の材料になる焙煎大麦には、虫歯の予防効果が期待できます。

虫歯の原因である微生物の生成やミュータンス菌、固着などを予防できるので、

飲むだけで虫歯になりにくい口内環境を目指せます。

麦茶は香ばしさやほのかな甘みがあるため、子どもでも飲みやすいお茶です。

そのため、虫歯予防の一環としては、

毎日の生活のなかで積極的に麦茶を摂取することをおすすめします。

 

麦茶には血流を改善する効果も期待できます。

アルキルピラジンと呼ばれる麦茶の香り成分には、

血流を改善する作用が報告されています。

血流を促進し、サラサラにできるため、

血圧上昇や血栓などが心配な方は、積極的に麦茶を摂取しましょう。

 

麦茶の香りには、リラックス効果があります。

麦茶の香ばしいニオイは副交感神経を刺激し、

心身の緊張を和らげる作用があることが報告されています。

煮出し麦茶のほうが大麦の香りが強くなるので、

リラックス効果がほしい方は、水出しより煮出し麦茶を選ぶようにしましょう。

 

麦茶の栄養・成分には、

カリウムやナトリウムなどのミネラルが含まれています。

含有量はそこまで多くはありませんが、

ノンカフェインでありながら、汗をかいたときに失う栄養素を補えるので

日常に取り入れやすい飲料といえるでしょう。

麦茶の主な栄養成分は以下のとおりです。

 

栄養成分

麦茶100g当たりに含まれる量

水分

99.7g

炭水化物

0.3g

ナトリウム

1mg

カリウム

6mg

カルシウム

2mg

リン

1mg

亜鉛

0.1mg

エネルギー

1kcal

糖質

0.3g

 

麦茶は穀物である大麦が原材料です。

そのため、紅茶や緑茶、コーヒーとは異なり、カフェインが含まれていない点が特徴です。

そのため、

生後9ヶ月あたりを過ぎた授乳が減った赤ちゃんから

妊娠中のお母さんまで安心して飲めるようですが、

ただし、冷たい麦茶は体を冷やしてしまうため、

できるだけ常温、または温めた麦茶を飲むようにしましょう。