メラニン色素というのは、
毛髪を着色して頭皮を過剰な紫外線から守る重要な役割をしているのです。
毛髪の場合は、
“ユーメラニン”と“フェオメラニン”の2種類のメラニン色素(顆粒)
の大きさ、
量、
組み合わせによって色が決まる。
メラニン顆粒が
大きく、たくさんあれば、光を多く吸収するので黒く見え、
メラニン顆粒がほとんどなければ、光を反射して白く見えます。
メラニン量の順に、
黒 → ブラウン → 赤 → ブロンド → 白となり
顆粒の大きさも、大きい方は黒く、小さければ赤やブロンドになります。
これらのメラニン顆粒は、
毛球部の毛母細胞付近に存在するメラノサイト(色素形成細胞)で、
アミノ酸の一種であるチロジンからチロシン酸化酵素によって、
酸化重合され、
メラニン顆粒になるようです。
形成されたメラニン顆粒の大きさは、
長径0.8~1.8μm。
短径0.3~0.4μmの紡錘形です。
これらは、
角化細胞に取り込まれ、
上へ上へと移動していきます。
今日の3月3日は
ひな祭りで別名“桃の節句”とも呼ばれ、
お子さまの成長と健康を願う年中行事です。
平安時代に子供たちの間で、
はやっていた“ひいな遊び”がひな祭りの起源とされ、
厄払いの行事として古くから親しまれてきたのです。
雛祭りの始めは宮中や貴族の間で行われていて、
やがて武家社会でも行われるようになり、
江戸時代ごろから、
豪華な雛人形は女の子に属するものとされ、
端午の節句は菖蒲の節句とも言われることから、
尚武(しょうぶ:武道・武勇を重んじること)にかけて
男の子の節句とされるように、
江戸時代には女の子の“人形遊び”と“節句の儀式”が結び付けられ、
庶民の行事となった。
元々は、
5月5日の“端午の節句”とともに男女の区別なく行われていたようです。