身近な食べ物の生姜は加熱して食べて!!
そのワケとは…?
いやー、寒いですね…。
寒いときは、
やはり体を温めてくれる“鍋料理”が食べたくなりますね!
鍋料理で思い出したのですが、
北海道には“石狩鍋”という郷土料理がありますね。
この“石狩鍋”には“ある魚”が入っているとか、なんの魚か分かりますか?
答えは・・・“鮭”です。
石狩鍋というのは・・・鮭を主材料とし、味噌で調味した北海道の郷土料理です。
また、
冬に冷えた体を温めてくれる食材といえば・・・“生姜”でしょうか?
“生姜湯”や“生姜がたっぷり入った豚汁”など、
使い道が沢山ありますね!
しかし、体を温めてくれる生姜には“ある共通点”があるのです。
『生姜を食べれば、体が温まる♪』と勘違いする人が、
いらっしゃるとか・・?
その共通点は!?
生姜は体を温めてくれる食材ではないのです。
生姜が体を温めてくれるのは加熱した場合のみです。
生姜は加熱をしなければ、
体を温めてくれません!
生の生姜というのは温めるどころか、
逆に体を冷やします。
生の生姜・・体を冷やす、
加熱した生姜・・体を温めると覚えておきましょう。
なぜ生姜は加熱をする事で体を温めてくれるのでしょうか?
原因は“ジンゲロール”という成分にあります。
ジンゲロールというのは生姜に含まれる代表的な成分の1つで、
血行を促進して体の表面温度を上げ、
代わりに体内温度を下げる“解熱効果”があるのです。
体を温めたいのにジンゲロールを摂取することは好ましくないのです。
ところがこのジンゲロールは
加熱をする事で“ショウガオール”に変身するのです!
このショウガオールこそ、
必要としている成分なので、
血行促進し、
体温を上昇してくれます。
しかし、加熱をする上で1点だけの注意点があります。
100度以上の“高温加熱”をすると、
ショウガオールは働きを失うため、
高温加熱には気をつけましょう!
同じ生姜でも“生”と“加熱”では効果が真逆なのです。
記憶のなかに入れておきましょう。
生の生姜は体を冷やす。
加熱した生姜は体を温める。
生姜に含まれるジンゲロールは加熱をするとショウガオールに変身する。
100度以上の高温加熱をすると“ショウガオール”は働きを失う!