季節は“立冬(11/8~11/21頃)”なのです。
“二十四節気”とは
中国で誕生した旧暦(太陰太陽暦)で、
1年を約15日ごとに24等分した季節の名称のこと、
“二十四節気は不調を防ぎ、
日々をより豊かに過ごすための“知恵”の結晶”だといわれています。
紅葉の見ごろを迎え、
体感的にはもっとも秋らしい時期ですが、
暦の上では冬の始まりで、
いつも木枯らし1号の吹く頃です。
亥の月“11月”の亥の日に、
こたつを出すと火事にならないとされる“こたつ開き”の風習がありますよ。
冬はもっとも体調を崩しやすい時期とされ、
早寝遅起き、
日光浴など、
冬の養生を始めて行くと良いとも言われています。
春夏秋冬の中でも、
冬がもっとも体調を崩しやすい季節と考えられてきました。
寒さから行動力が鈍り、
気持ちもいつもより内向きになる季節なのですが、
これは自然の摂理にかなっているともいわれています。
暖かい時期とくらべて、
外に出ること、
人に会うことを自然とセーブすることで、
エネルギーの消耗を避けようとするのです。
冬はマイナスなことばかりではなく、
“蓄える”ことに適した季節です。
心と身体の状態とは、
冬の五臓である腎が健康であれば、
腎が活発に働き、
しっかりと身体に栄養を“溜める”ことができます。
その栄養は、
再び春に芽吹き、
成長するエネルギーになるのです。
“五行論”では“肝、心、脾、肺、腎”の5つを心と身体の状態をいい、
“五臓”は、いわゆる“五臓六腑”の五臓にあたります。
心と身体の状態。
本来は厳しい冬に向かう時期ですが、
近頃では、
昼間は暑さを感じるほど気温が上昇する日もあり、
寒暖差から心身のバランスを崩しがちになる。
“風邪は万病のもと”と言いますが、
風邪やコロナが発症していますので、
うっかり日中に薄着で出かけ、
夜の急激な冷えで、
体調を崩すことがないように気をつけたいですね。