ストレスを抱え込まない

男性にも更年期障害が起きてくるのですよ・・!

 

男性の更年期外来が設けられている病院が増えているとか・・・!?

よく40代後半になってから体が疲れやすく、

ほてりやのぼせのような症状が出ることがあるのと聞くことが

多くなりました。

このような症状が、男性の更年期障害なのだと・・・。

 

今からでも注意すべきことがあるとしたら・・

一番にストレス抱えずきちんと休むことから

成人期から老年期に移行する更年期には、

体と心にさまざまな変化が起こります。

さらに、

この時期は、さまざまなストレスを抱え込みやすい人生の危機だとも聞きます。

仕事においても重責にある人が多く、

この時代経済不安やリストラの心配など将来への不安が大きくなります。

家庭では、子どもたちの独立による寂しさやむなしさを感じたり・・・空の巣症候群、

夫婦間のすれ違いや老親の介護問題などが大きなストレスが要因になるようです。

 

更年期特有の男女の自覚症状のチェックから・・。

 

男女共通にある症状には、

1.    記憶力・集中力の低下。 

2.    疲れやすい。 

3.    頭痛・肩こり。 

4.    腰痛・手足関節痛などで・・・。

 

それに次いで女性で特に多かったのは

5. ひざや手足の冷え。 

6. ホットフラッシュ(顔のほてり)があり、

 

男性で特に多かったのは

5. 動悸・息切れ。 

6. 体調が優れず気難しくなりがち。

という結果でした。


従って、

こような自覚症状は男性の更年期障害に該当するものと判断されてしまうのです。


男性には女性のように閉経という目安がないのですが、

加齢による精巣機能の低下で、

男性ホルモンテストステロンの分泌が減少し、

女性と同じようなホルモンバランスの乱れが起こり、

自律神経の失調を招きます。

これにストレスが加わると、

自律神経の失調をさらに増幅することにもなります。


この時期に多くみられる疾病は?

生活習慣病(糖尿病・高血圧症・高脂血症・心臓疾患・悪性腫瘍・脳血管障害など)

を見逃さないことです。

特に糖尿病は、

自覚症状があまり無いのに進行していることが多いようです。

信頼できるかかり付け医師を決め、気軽に相談することが大切です。

 

各自治体や事業所が実施している定期健診に欠かさず参加することや、

疾患の早期発見や予防につとめ、

健康で心豊かな老年期を迎えられることにつながると思います。

もし、前立腺肥大やED勃起不全などの自覚症状があれば、

できるだけ早く専門医を受診、相談することです。

診断確立のための、

男性ホルモンの検査も可能ですが、

すべてが保険適応とはならないことを知っておくことです。

 

精神医学的なことでいううつ病ないしうつ状態の心配です。

先に見られたよう

1. 記憶力・集中力の低下。  

2. 疲れやすさなどは、

まさにうつ状態に多くみられる症状です。

更年期障害は自覚的症状が多いので、

人によって異なりますから、

ストレスや生活環境、

本人の性格要因などが大きく関連してきます。

とくに、几帳面で人間関係に気配りの多い人のなかには、

ストレスを抱え込みやすく、

うつ病やうつ状態に陥りやすいので注意してください。
この病気については、多くの情報があり、

自殺予防対策なども推進されています。

自己チェックは容易にできると思われます。

少しでも不安を抱かれるようなら、

専門医に早めにご相談ください。

更年期を上手に乗り切る方法の一つに・・・。
1.
 オンとオフを上手に切り替える・・ストレスをいつまでも引きずらない。

2. 心と体をきちんと休ませる。

3. バランスの良い食生活を心がける。

4. 相談できる相手をつくる。

5. お酒は控えめに、タバコはやめましょう。