転倒の怖さを知ること。
高齢者が転倒する、その危険性は?
高齢者が転倒すると、
骨折や頭部外傷などの大きなけがを招きやすくなります。
転倒による怪我が原因となって
介護が必要な状態になることが大いにあります。
内閣府が公表している高齢社会白書によると、
介護が必要になった主な原因として、
1番多いのが認知症で18.1%、
ついで脳血管疾患(脳卒中)が15.0%、
3番目が高齢による衰弱で13.3%、
そして骨折・転倒は4番目で全体の13.0%を占めているようです。
若い時なら軽いけがで済む程度の転倒でも、
高齢者の場合は大事故になる可能性が大きいです。
若い時に比べて回復までに時間がかかるため、
安静にしている期間が長くなる傾向にあります。
その間に体力や筋力が衰えて、
そのまま寝たきり状態になってしまうことも多いようです。
怪我をせずに済んだとしても、
転倒したことで自信を失くす、
歩くことへの恐怖心が生まれるなどで、
体を動かす機会が減ることがあります。
このような状態が長く続けば、
筋力の衰えだけでなく、
内臓がうまく機能しないなど、
心身機能の低下につながることです。
転倒の危険性を理解し、
転倒防止に向けてきちんと対策しておくことで、
このような事態にならないようにすることが大切です。
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