恵方巻きも関東では認識されて・・。

節分といえば23日と認識していた人がほとんどかもしれません。

 

ところが2021(令和3)年の節分は、

124年ぶりに

例年より1日早い22日となっています。

 

節分の豆まきが

近年は恵方巻の日としても

関東圏では意識されるようになりました。

 

節分は季節を分けるという意味の雑節で、

本来は各季節の始まりである

立春・立夏・立秋・立冬の前日それぞれを指され、

いまでいう節分は、

そのうち立春の前日だけが残ったものとされています。

雑節とは

日本人の生活や文化、季節の移り変わりを基に生まれた

日本独自の特別な日のことで。

立春、春分などの

二十四節気や、七夕、重陽などの五節句のように

中国から伝わったものではないのです。

おもに農作業に合わせた

季節、気候が移り変わる時季の目安とされてきました。

季節のめぐりこそが、

真の1年なのです。

 

立春は春分や秋分と同じく二十四節気の一つです。

立春の前日のみが節分として残ったのは、

立春が太陰太陽暦の正月に近く、

年の変わり目の意味合いが強いからと言われています。

公転周期から1太陽年:地球が太陽を1周する時間は

暦の1年ではなく、

よそ365.2422日で365日+6時間弱なのです。

この6時間弱という端数のために、

春分の日の基準となる春分点の通過時刻は年々遅くなって、

4年経つとその累計がほぼ1日になるため、

1日増やしたうるう年を作ることで、

季節と日付が大きくずれていかないようにしているのです。

 

この流れによって、

しばらく24日の中に納まっていた春分が

2021年には23日へ移り、

その前日である節分も連動して22日へ移ったというわけです。

かつては24日が節分だった年も存在したのです。

2021年の立春の時刻は232359分で、

2022(令和4)年はまた24日となります。

このため前日の23日が例年どおり節分となり、

これが2024(令和6)年まで続きます。

 

このうるう年の翌年は22日が節分という流れは、

当分は4年おきに続くといわれています。

こうした実情とのずれに対し、

うるう年を使った補正の繰り返しによって節分も変動し、

1900年代には24春分の日が

25となる年もたびたび存在しました。

 

国立天文台暦計算室からの情報が基準になっています。

 

今年の恵方は南南東だそうです。

 

124年ぶりの22日の節分は、

暦の変動に思いを馳せて、

コロナ退散と世界の人々の幸せと、

家族の幸せを願いながら

恵方巻を味わってみてはいかがでしょうか。

 

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