コロナ禍の中、正しく怖がることの大切さ・・・・。
いろいろな出来事で、
心身ともに負担が大きくなっている。
心臓もその1つで
不整脈は、
ほとんどが治せるようになってきました。
抗不整脈薬も開発されているようです。
人間のつくりだした、
たとえば車、電車、航空機など、
どれひとつとっても操作を間違えれば
、事故という危険が伴うのはいうまでもありません。
しかし、
その仕組みをよく知り、
どんなことが起こり得るかも知ったうえで、
危険への備えをして使いこなせば、
怖がる必要はなく、
むしろこれほど便利なものはないと思います。
不整脈は、
心臓のリズムの乱れを意味します。
不整脈もまた、
正しく怖がるべきことなのです。
ただ感覚的に怖がるのでは、
日々、不安にさいなまれることになります。
しかし、
どうして脈が乱れるのか、
その仕組みをよく知り、
どう対処したらよいかと
しっかり理解しておれば、
たんに怖がったり、
不整脈は、
脈の打ち方がおかしくなることを意味します。
異常に
速い脈(頻脈)
遅い脈(徐脈)も含まれています。
ところで初めて不整脈に気づかれる時は、
ドキドキ動悸がしたり、
脈をとってみると、
どうも異常に遅かったり、
逆に速すぎたり、
または飛んだり、
不規則になったりしている事が多いのではないかと思います。
脈は、
心臓から押し出される血液の拍動が
血管に伝わって感じられるものです。
もし心臓のリズムに異常が起きれば、
脈は乱れてしまいます。
では、
そのリズムは何によってコントロールされているのでしょうか?
心臓は筋肉でできた臓器で、
その筋肉にかすかな電気が流れて興奮し、
動く仕組みになっています。
心臓の上の方にある
洞結節というところで電気がつくられ、
電気の通り道を通って、
心臓全体に流れ、
筋肉が収縮するようになっているのです。
例えば、
洞結節で電気が発生しない、
または別の場所へと電気が流れてしまうと、
心臓が規則正しく興奮しなくなります。
つまり、
不整脈は
心臓に流れる電気の異常や刺激が
伝導路をうまく伝わらないことを意味します。
徐脈は
心臓の中で電気がつくられなくなったり、
途中でストップしたりするために起こり、
病態としては洞不全症候群、房室ブロックがあります。
頻脈は電気が異常に早くつくられるか、
異常な電気の通り道ができて
電気の空回りが起こるために発生します。
病態には、
心房細動、発作性上室性頻拍、心室頻拍、心室細動、WPW症候群などがあるようです。
期外収縮は本来、
電気の生じる場所以外から
早めに刺激が出てくるために起こる現象です。
この刺激が心房から出る場合には心房性期外収縮、
心室から出る場合は心室性期外収縮と呼ばれるようです。
一方、息を吸うと脈は速くなり、
息を吐くと脈は遅くなります。
運動や体温の上昇でも脈は速くなります。
これらの脈の変化は病的なものではなく、
生理的な反応と言えるのです。
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