子供の脳は頭部の打撲時、頭の中でどのようなことが起きているのか?
小児は脳が発達途上で軟らかく、頭蓋骨と脳との空隙も大人より大きいのが特徴です。
空隙は脳脊髄液という液体で満たされています。
分かりやすい例をとるなら、水を張ったお椀の中に豆腐を置いた状態と言えます。
この場合、お椀が頭蓋骨、豆腐は脳、水は脳脊髄液に相当します。
この例えでは頭部打撲時、豆腐はお椀の水の中で激しく揺さぶられ、時には豆腐の角が崩れ、中の方でやや破壊が進むという現象が起こります。これが脳の損傷・出血に当たります。
損傷までに至らなくとも激しく揺さぶられ、気持ち悪さを感じます。頭部打撲直後に1回程度の嘔吐で回復してしまうケースは、この揺れが軽度で時間の経過とともに治まったということです。
小児と高齢者では打撲だけでなく揺さぶりにも注意をこのような小児特有の頭の構造を考慮すれば、親が子供を叱る際に拳で頭をたたくことなどが望ましいものではないことは分かっていただけると思います。
万が一、うっかり子供の頭を強くたたいてしまった場合は、先ほどのような瘤の有無確認や症状の変化などに注意してください。
ただし、頭をたたく叱り方をしなければよいものではありません。
子供を叱る時、興奮して子供の両肩をつかまえて「何をやっているの!」と言いながら前後に揺すってしまうことも当てはまります。
この行為もおわん(頭蓋骨)の中で豆腐(脳)を激しく振動させることにつながります。時にはこれが脳幹の微細損傷につながることがあります。
ヒトは脳からの指令が脊髄を通して全身の末梢神経に伝わり、日常生活に関わる行動を起こしています。
この脳と脊髄の接続部が脳幹です。
ヒトが無意識に行っている呼吸なども脳幹が機能して正常に行われているため、脳幹損傷は生命の維持そのものを危うくするのです。
このことは実は高齢者でも注意が必要です。
高齢者では加齢とともに脳は萎縮しがちになり、小児と同じようにやや空隙が大きくなります。
軽度の認知障害が出現した高齢者などに「ねー、どうしちゃったの?」と言いながら、両肩をつかんで揺するのは小児と同様に望ましいことでありません。
人は年を重ねるごとに子供に戻るという言い方がありますが、これは脳でもある意味同じことなのです。
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