土踏まずの無いサルやオラウータンもたまに2本足で歩きますが、それは腰を落
とし、膝を曲げて体のバランスをとっているからであって、人間のように、スッ
と立って歩くことはできません。
ちなみに2本足で歩くことのできない赤ちゃんには土踏まずがありません。
土踏まずが人間にしかないことを知っていますか?
土踏まずは片足に3つあるってことも知っていますか?
土踏まずはとても複雑な動きをしており、キチンと機能しないと、しっかり地面を
蹴って歩くことがむずかしくなるのです。
また、年齢と共に土踏まずは左右の高さがくるい、その結果体が歪む原因になりま
す。
体の土台である土踏まずに問題が起こることは、体の一番上にある脳に問題が起き
るため、私たちの健康に大きな影響を与えてしまうのです。
残念なことに、私たちの土踏まずは15歳までですでにトラブルが起きていると言
われています。
「えっ?土踏まずあるよ!」ってツッコミをいれたアナタ!
あなたの言う土踏まずは、しっかり機能している自信はありますか?
機能していると思い込んでいませんか?
私たちは、日々の生活において「立つ・歩く・走る・・・」等、さまざまな動きを
無意識にしています。
このような無意識な動作の基本となるのが、足だと言われています。
普段、何気なく歩いている状態でも、私たちの足には体重の約2割増の重さがかか
ってきています。
例えば、体重65kgの人であれば、一歩あるくごとに約80kgの重さが足にかかって
います。
私たちは特別に運動することもなく、普通に生活しているだけで1日約7500歩
あるいていると言われています。
ということは、単純計算で1日に600トン近い、とてつもない衝撃が足にかか
っていることになります。
さらに、アスファルト等の固い地面を歩いたり走ったりした場合などは、その1歩
で体重の約5~7倍(体重65kgの人で、300kg~450kg)の重さが足
にはかかっていると言われています。
このように、足(主に足の裏)には常に大きな衝撃がかかっているのです。
恐ろしいことに、その衝撃は頭部にまで抜けているのです。